あると便利!コーヒーケトルの選び方とおすすめ6選!

date
2023.03.28

おうち時間も増えて、自宅で手軽にコーヒーを淹れられる「ドリップコーヒー」に興味を持った人も多いのではないでしょうか。自分で美味しいコーヒーを淹れるのはそこまで難しいことではありませんが、ちょっとしたコツやポイントがあるの […]

おうち時間も増えて、自宅で手軽にコーヒーを淹れられる「ドリップコーヒー」に興味を持った人も多いのではないでしょうか。自分で美味しいコーヒーを淹れるのはそこまで難しいことではありませんが、ちょっとしたコツやポイントがあるのは間違いありません。今回は、自分でコーヒーを淹れるときにあると便利なコーヒーケトルについて紹介します。

 

そもそもコーヒーケトルって?

コーヒーケトルはドリップポットとも呼ばれ、ドリップコーヒーを淹れる際に、より効率的にお湯を注げるように作られた、注ぎ口が細いタイプのケトルになります。最新のものだとより機能性が追求され、お湯の量を調整しやすいように注ぎ口にカーブがついていたり、手元が安定するように取っ手の部分が工夫されていたりと、様々な進化が見られます。

 

コーヒーケトルがおすすめな理由!やかんやポットから直接はダメ?

そもそも、ドリップコーヒーを淹れる際にお湯の「注ぐ量」と「注ぎ方」はとても重要なポイントです。お店などでは、何秒から何グラム、何回に分けて注ぐ、など細かいレシピが決められており、常に安定してお湯を注ぐことができるようトレーニングが行われます。

また、お湯はただ決まった量注げばいいというわけではなく、一定量を全体に均一に行き渡るようにかけなくてはいけません。コーヒーに均等にお湯が行き渡ることで、安定した抽出を実現することができます。やかんやポットから直にお湯を注ぐ場合、どうしてもドバドバと一気にお湯が出てきてしまうため、少しずつ、一定の速度でお湯を注ぐということはとても難しくなってきます。ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れるためには、コーヒーケトルはもはや必需品といっても差し支えないくらい重要なアイテムです。

 

コーヒーケトルは大きく分けて3種類!

コーヒーケトルを選ぶ際にまず覚えておかなくてはいけないのが、コーヒーケトルには基本的に3つのタイプがあるということです。特に、注意が必要なのが注ぎ専用で直火NGのものがあるという点です。簡単に解説すると以下のようになります。

 

・直火式

そのまま直火(ガスコンロ、またはIH)にかけられるタイプのものを言います。いわゆるやかんのように、直接コンロでお湯を沸かすことができ、そのままコーヒーを抽出することができます。コーヒーケトルとしてはもちろん、お湯を沸かすだけのやかんとしても使うことができるので利便性は高いといえます。また、直火式のケトルは琺瑯やステンレスなど、耐久性が高くかつ見た目がレトロかわいいものが多くあるので、インテリアとしての楽しみもあります。

 

・電気ケトル式

電気でお湯を沸かせるタイプのコーヒーケトルです。いわゆる電気ケトルのような機能を持ちつつ、ドリップしやすいような形になっているので、家に電気ケトルがない方はこちらも便利です。ものによっては、1℃ごとに温度設定ができるようになっており、コーヒー豆の種類や焙煎度合いに合わせてお湯の温度を調整したりすることができます。コーヒーのクオリティーを極限まで追求したり、色々と工夫したい方には圧倒的にこの電気ケトル式がおすすめです。

 

・注ぎ専用・直火NGタイプ

これは意外と知らない人が多いのですが、コーヒーケトルには「お湯を沸かす機能」がない、つまりドリップすることだけに特化したものも多くあります。これらのケトルはやかんか電気ケトルで沸かしたお湯を移し替えて注ぐことを前提に作られています。

ちなみにコーヒーを淹れる際に理想とされるお湯の温度は90度前後なので、沸騰したお湯を移して使うこと自体はむしろ理にかなっているとも言えます。すでにやかんやケトルを持っているという人は、注ぎ専用のコーヒーケトルもぜひ視野に入れてみてください。余計な機能がない分、比較的手頃な価格で手に入りますし、小型のものであれば、アウトドア利用などにもおすすめです。

 

コーヒーケトルの選び方のポイント解説!

コーヒーケトルの基本の3タイプ以外に、購入前にチェックしておきたいポイントは主に3つあります。

 

・注ぎ口のタイプ「細口」と「鶴口」

コーヒーケトルには、注ぎ口がとにかく細い「細口」タイプと、鶴のくちばしのように少し太さのある「鶴口」タイプがあります。初心者には圧倒的に「細口」タイプがおすすめです。出てくるお湯の量が限定されるため、お湯の量を手元の感覚でコントロールするという手間がなく、かなり安定してお湯を注ぐことができます。

一方で、鶴口タイプは注ぎ口が細口に比べて太いので、湯量をコントロールする技術がないと、お湯がドバッと出てしまったり、少し戻しただけでお湯が止まってしまったりと、やや難しさがあります。しかし、使い方に慣れれば鶴口タイプの方が湯量に融通が聞くので、自分好みに湯量やスピードを調整できるという面白さがあります。

 

・お湯の容量

直火式・電気ケトル式の場合は、基本的に0.6Lから、大型のものだと1Lほどのものが一般的です。おすすめはやはり0.6〜0.7Lほどのものになります。コーヒー1〜2杯分(200〜300ml)にドリッパーやサーバーの湯通し(温め)などを考えたらこれくらいのサイズがちょうどいいかと思います。

数杯分まとめて淹れるのであれば、1Lサイズもありですが、本体が大きくなればなるほど重さも増えて、手首への負担も大きくなるので頻繁に淹れる場合はできるだけちょうどいいサイズのものを選ぶようにしましょう。注ぎ専用タイプのものだともっと小さい200〜300mlほどのものもあり、コンパクトで収納も楽なので、ミニマリストさんにはそちらもおすすめです。

 

・取っ手のデザイン

もしお店に行って購入する場合は、実際にケトルを持ってみて、取っ手の作りが手に馴染むかをぜひチェックしてみてください。やはり持ちやすさは注ぎやすさに直結するので、これは重要なポイントです。また、取っ手の材質は木製や樹脂製など、取っ手が熱くならないようになっているものを選ぶようにしましょう。取っ手まで金属製のものの場合、持つ際に熱くなりすぎてしまいふきんなどを挟みながら利用しないといけない場合もあります。

 

おしゃれで機能的!おすすめコーヒーケトル6選

・クオリティーに対してコスパ最強「山善 電気ケトル 0.8L

電気ケトル式のコーヒーケトルとしては、かなり人気の高いケトルになります。注ぎやすい細口タイプで、すらっとしたスタイリッシュな見た目がおしゃれなケトルです。また、機能性も高く50〜100℃まで1℃ずつ細かく温度設定を変えることができます。保温機能もあり、タッチパネル式なので操作性も良く使いやすさがあります。

 

・世界中のバリスタに愛される「brewista Artisan Gooseneck Kettle

世界的な人気を誇るアメリカのコーヒー器具ブランド「brewista」のコーヒーケトルは、人間工学に基づいてデザインされたハンドルと、思った通りにお湯を注げる注ぎ口がポイントです。40〜100℃まで細かく温度設定ができることはもちろん、タッチパネルには抽出時に便利なカウントアップタイマーが内蔵されています。ころんとしたデザインもかわいらしく、機能性とデザイン性を兼ね備えた本格派のケトルです。

 

・シンプルな作りと安心のクオリティー「ハリオ V60ドリップケトル・ヴォーノ 500ml

ハリオのヴォーノシリーズはいくつかありますが、直火式でシンプルな作りのこちらは定番で人気のアイテムです。とりあえず手頃なもので試してみたいと思ったら、こちらがおすすめです。IH非対応なのは注意が必要ですが、サイズ感もちょうど良く使い勝手が抜群です。同シリーズでサイズ違いや電子ケトルタイプもあるのでそちらもぜひチェックしてみてください。

 

・鶴口タイプで不動の人気「月兎印 スリムポット 琺瑯」

鶴口タイプのコーヒーケトルで人気のある月兎印のコーヒーケトルは、老舗の琺瑯メーカー「野田琺瑯」の職人によって作られています。しっかりとした作りと、優しい琺瑯の質感で根強いファンが多いアイテムです。鶴口タイプなので慣れるまでは扱いが難しいかもしれませんが、手に馴染むようになった頃にはこれ以外のケトルはもう考えられなくなっているかもしれません。カラー展開も多く、サイズも0.7Lと1.2Lのツーサイズあるので、必ずお気に入りが見つかるはずです。

 

・狙い通りのドリップができる「珈琲工具 ワンドリップポットPRO 1杯用 300ml

こちらは、とにかくお湯が真下に落ち、垂直に注ぐことができるコーヒーケトルです。お湯が真下に落ちる、というとピンとこない人も多いかもしれませんが、普通のケトルは傾けた際にお湯がピューっと弧を描くように出てきます。傾ける勢いが強ければ、思ったよりも遠くにお湯が出てしまうことも多く、この感覚のズレを覚えるまでは、なかなか思い通りにお湯を注ぐことができないこともあります。その問題に着目し、とにかくお湯が真下に落ちるように設計されているのがこのケトルになります。思った通りに注ぐことのできる心地よさに虜になる人が多いアイテムです。

 

・注ぐことに特化した究極のケトル「ハリオ ミニドリップケトル・粕谷モデル 300ml

直火利用ができない、注ぎ専用タイプのミニケトルです。1杯分のコーヒーを手軽に入れられ、コンパクトなので収納にも便利です。World Brewers Cup 2016年優勝者である粕谷哲氏がプロデュースされたモデルで、お湯の流れはもちろん、注ぎ口から出てくる湯量も絶妙なアイテムです。ステンレス製で強度も高く小型なので、アウトドアシーンでの利用もおすすめです。

 

コーヒーケトルを使って、ワンランク上のドリップコーヒーを

コーヒーケトルがあるだけで、自宅でのドリップコーヒーのクオリティーは桁違いに上がります。普段なんとなく家にあるやかんや電気ケトルからそのまま注いでいるという人は、この機会にぜひ試してみてください。