コーヒーにおすすめの植物性ミルク解説!相性No1はオーツミルク?

date
2023.03.25

最近ではカフェでも様々な植物性ミルクのオプションを目にするようになってきました。定番のソイミルクはもちろん、聞いたこともないような珍しいものまで、なかなかお気に入りが見つからないという人も多いのではないでしょうか。牛乳と […]

コーヒー

最近ではカフェでも様々な植物性ミルクのオプションを目にするようになってきました。定番のソイミルクはもちろん、聞いたこともないような珍しいものまで、なかなかお気に入りが見つからないという人も多いのではないでしょうか。牛乳とコーヒーの相性はもちろん抜群ですが、植物性のミルクにもそれぞれ栄養素や味の面でメリットがあります。まずはどんなミルクがあるのかを知って、自分の体質や好みにあったミルクを選べるようになりましょう。

 

そもそも植物性ミルクとは?

植物性のミルクとは、牛乳に代表される動物性のミルクに対して、ナッツや豆類、穀物などから作られたミルクのことを指します。プラントベースミルクやオルタナティブミルク(代替ミルク)と呼ばれることもあります。代表的なものだと日本では昔から豆乳が人気ですが、最近では健康や環境への配慮から穀物やナッツ類などを使用した様々な種類の植物性ミルクが開発されています。

 

牛乳よりも植物性ミルクの方が良い?

最近では、植物性ミルクの方がダイエットに良い!栄養が豊富!といったイメージをもっている人も多いようですが、牛乳よりも植物性ミルクの方が良いとは一概には言えません。牛乳にはたんぱく質やカルシウムをはじめ栄養素が多く含まれています。ただし、牛乳に含まれるラクトースに対してアレルギーをもっている人や、体質的に牛乳が合わない人には植物性ミルクは強い味方です。

また、植物性ミルクは牛乳に比べて比較的カロリーが低く、低糖質で低脂質なものが多いとされています。また、食物繊維が多く含まれるものもあり、ダイエット目的や美容目的であればメリットが多いと言えます。

 

植物性ミルクにはどんなものがある?

日本で手軽に手に入る植物性ミルクといえば、やはり豆乳やアーモンドミルクなどが人気です。栄養素やコーヒーとの相性も合わせて、それぞれのミルクの特徴を紹介します。

 

・ソイミルク(豆乳)

コーヒーと合わせる植物性のミルクとしては、豆乳は昔から人気のミルクです。豆乳は大豆タンパクやイソフラボンといった、女性の健康をサポートするための成分が多く含まれています。また、無調整豆乳であれば、牛乳と比較して低カロリーなのはもちろん、牛乳とほぼ同量のたんぱく質が含まれているため、ダイエット中の方にはおすすめの植物性ミルクになります。

 

コーヒーとの相性:

コーヒーとの相性は、豆乳独特の香りがあるためかなり好き嫌いが分かれます。また、調整か無調整かにもよりますが、物によってはコーヒーに入れた際に分離してしまう場合があります。脂肪分が少ないため全体的に軽い口当たりで、さらっと飲めるのが特徴です。

 

・アーモンドミルク

アーモンドミルクには、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。牛乳に比べてカロリーは低いですが、脂質は高いので注意が必要です。無調整のものでも香ばしさがあるため比較的飲みやすく、さっぱりした印象です。

 

コーヒーとの相性:

コーヒーと合わせると、アーモンドの香りがしっかりとあるためコーヒーが本来持つ味やアロマを損なってしまうことも多いです。豆乳同様に好き嫌いが分かれ、またコーヒーと混ぜた際に分離して見た目が悪くなる場合もあります。冷たい状態だと若干ですが香りが抑えられるので、気になる方はアイスアーモンドラテなどもおすすめです。

 

・オーツミルク

オーツ麦を使ったオーツミルクは、近年急速に人気が出てきている植物性ミルクです。原料が麦であることから水溶性の食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整える作用があります。オーツ麦といえば、最近ではダイエット食としてオートミールが人気ですが、同様の栄養素をオーツミルクからも取れるので、手軽に栄養補給したい場合にもおすすめです。

 

コーヒーとの相性:

他の植物性ミルクと違ってしっかりとコクと滑らかさがあり、コーヒーとの相性はかなり良いといえます。また麦の自然な甘みが感じられるので、非常に飲みやすい印象です。

 

・ライスミルク

ライスミルクはその名の通り、お米が原料となっているミルクです。食物繊維やビタミンを豊富に含んでいるのはもちろん、ライスミルクに含まれるオリゴ糖は腸内環境を整える効果も期待できます。また、他の植物性のミルクと大きく違うポイントは、ナッツや穀物、豆類などに比べて、米は比較的アレルギーを持つ人が少ないという点です。特に米食文化の日本人にとっては体質的にもあったミルクといえます。

 

コーヒーとの相性:

しっかりと米本来の甘みがあるのはもちろん、味や香りが控えめなのでコーヒーとの相性は意外と良いです。全体的にさっぱりした印象ですが、まろやかさがあり飲みやすい仕上がりになっています。玄米由来のものは少し香ばしさもあります。

 

・ココナッツミルク

ココナッツミルクというと日本ではまだまだ料理用のものが主流ですが、最近では飲用のココナッツミルクというものも販売されています。ココナッツミルクは他の植物性ミルクに比べてかなり脂質が高く、牛乳の4倍もの脂質が含まれています。逆に糖質は低いため糖質の摂取を避けたい人にはおすすめです。また、ココナッツミルクに含まれる脂質は消化吸収が速くすぐにエネルギーになるので、急な栄養補給や運動時には最適のアイテムです。

 

コーヒーとの相性:

ココナッツの香りと独特の強い甘みがあります。ココナッツの味が好きという人にはいいかもしれませんが、コーヒーが本来持つ香りや味は全てかき消されてしまうので、コーヒー本来の味を楽しむことはできません。

 

コーヒーとの相性が良いのはオーツミルク

栄養素やアレルギーの面ではそれぞれ魅力のある植物性ミルクですが、コーヒーとの相性という観点からはかなり評価が難しいものになります。特に強い香りのあるソイミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルクはコーヒー本来の味を楽しみたいのであればあまりおすすめはできません。コーヒーとの相性で言えば、やはりおすすめなのはオーツミルクになります。スペシャリティーコーヒーの店では実際に代替ミルクとしてオーツミルクを扱っているカフェが多くあります。

 

ダイエット・美容目的なら無調整や砂糖不使用を

植物性ミルクを選ぶ際に気になるのが、成分無調整のものかどうかという点ですが、ダイエット目的で飲む場合はやはり無調整のものがおすすめになります。最近では無調整でも飲みやすいものも増えてきているので一概には言えませんが、無調整のものは味や香りも強く甘みも薄いため、コーヒーと合わせるという点に関しては難しい部分もあります。最近ではコーヒーに合わせることを前提に調整された植物性ミルクも販売されているので、味重視なら調整乳もおすすめです。

 

実際に試して植物性ミルクの魅力を感じてみよう

植物性ミルクとコーヒーの相性は意見が割れる部分もありますが、特にオーツミルクはコーヒーと相性が良い植物性ミルクとして日本でもかなり人気が出てきています。今まで、植物性ミルクとコーヒーを合わせるのに抵抗があった人や、気になっていたけどまだ飲んだことはないという人は、ぜひこの機会に試してみてください。もしかしたら牛乳よりも好みの組み合わせが見つかるかもしれません。