コーヒーを淹れるときの道具の選び方
コーヒーを淹れるときの道具の選び方

コーヒーを淹れるときの道具の選び方

date
2023.02.01

社会環境の変化も相まって、最近はおうちでもコーヒーを楽しみたいという人が増えてきました。在宅ワークのお供や、休みの日のリラックスタイムに、自分でコーヒーを淹れられたら日々の楽しみも増えるはず。実はコツさえ掴めば自宅でコー […]

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コーヒーを淹れるときの道具の選び方社会環境の変化も相まって、最近はおうちでもコーヒーを楽しみたいという人が増えてきました。在宅ワークのお供や、休みの日のリラックスタイムに、自分でコーヒーを淹れられたら日々の楽しみも増えるはず。実はコツさえ掴めば自宅でコーヒーを淹れるのはそんなに難しくありません。お気に入りのコーヒー器具をそろえて、実際にコーヒーを淹れてみましょう。

 

自宅でコーヒーを淹れるために必要な道具は?

①ドリッパー

自宅でコーヒーを淹れよう!となった時にまず必要になってくるのはドリッパーです。逆を言えば、ドリッパーとフィルターさえあれば、とりあえずコーヒーを淹れることは可能です。最近では、100円均一でも購入できますが、せっかくなのでこだわって可愛いお気に入りのドリッパーを探してみるのもおすすめです。

 

・ドリッパーの選び方

コーヒードリッパーは形も材質も様々です。それぞれに特徴やメリットがあるので、基本的な選び方を確認して、自分の好みや生活スタイルにあったドリッパーを探してみましょう。

 

  • 形状で決める

ドリッパーの形状は大きく「台形型」と「円錐形」の二つに分けることができます。台形型のドリッパーはお湯がゆっくりと流れるため、コーヒー豆全体がしっかりとお湯に漬かりやすく、初心者におすすめのドリッパーになります。しっかりとしたコクや深みのあるコーヒーが好きな場合は、台形型の方がおすすめです。

円錐型はドリッパーに注がれたお湯が中央の一点に向かって流れるためお湯の流れが綺麗で早く、すっきりとした味わいのコーヒーになります。全体に均一にお湯を注ぐ技術が必要になるため、きちんと注げないと味の抜けたコーヒーになってしまいやすいという側面もありますが、浅煎りのコーヒーやフルーティーなコーヒーが好きな人にはこちらがおすすめです。

 

  • 材質で決める

ドリッパーの材質は主に、陶器・プラスチック・金属の三つがあります。陶器のドリッパーは割れてしまわないよう扱いに気をつけなければいけませんが、細部のデザインにこだわったものが多く、インテリアとしての楽しみもあります。プラスチック製のドリッパーは安価で持ち運びもしやすいため、キャンプやピクニックなど、アウトドアシーンでもコーヒーを楽しみたい人におすすめです。金属ドリッパーも同様に持ち運びやお手入れが簡単で、また物によっては本体にすでに金属フィルターが一体化されておりペーパーフィルターが必要ないものもあります。

 

・初心者におすすめのドリッパー

専門店を色々と見て回ってお気に入りを見つけるのもおすすめですが、選択肢がありすぎて迷ってしまう!という方にはまずは以下の三つがおすすめです。

 

V60 Mugen Coffee Dripper

 

コーヒー器具も取り扱う老舗ブランドHARIOから出ている超初心者向けのドリッパーです。HARIOの世界的に有名なモデル「V60」を誰でも扱いやすいように改良したアイテムになります。通常、お湯を少しだけ注ぐ「蒸らし」の工程から始まり、何度かに分けてお湯を注ぐところを、1回にまとめて規定量のお湯を注ぐだけで完璧な抽出ができるようにした奇跡のドリッパーです。お湯が流れるスピードを計算して、早すぎず遅すぎず絶妙な速度で流れるようになっているため、特別な技術がなくても美味しいコーヒーを注ぐことができます。

 

Karitaのドリッパーは重厚感のある台形のデザインが特徴です。初心者でも扱いやすい、ゆっくりとお湯が落ちる構造で、焦らずに少しずつお湯を注いで行くことができます。しっかりと濃いめのコーヒーが好きな人にはこちらがおすすめです。

 

ORIGAMI ドリッパー

機能性と見た目の良いとこ取りを実現した、ポップなデザインが特徴のドリッパーです。カラー展開が多く、とにかく見た目が可愛いのでお部屋のインテリアに合わせてお気に入りを選ぶ楽しみも味わえます。同型のシリーズでマットな質感が可愛いプラスチック製のドリッパーもあるので、ぜひどちらもチェックして見てください。

 

②フィルター

ドリッパーのサイズに合わせたペーパーフィルターを購入しましょう。金属ドリッパーの場合、稀に金属製のフィルターが一体化しておりフィルターが必要ない場合もありますが、基本的にはどのドリッパーも紙のフィルターを用意する必要があります。台形型ののドリッパーには台形型のフィルターを、円錐型のドリッパーには円錐型のフィルターをと、ドリッパーの形状によって使えるペーパーフィルターは変わってきます。またドリッパーのサイズ(1〜2人前用と3〜4人前用など)にも注意しなくてはならないので、購入前にきちんと確認が必須です。

 

③コーヒー粉

コーヒーの豆または粉はお好みのものを。専門店で挽いてもらう場合は、「ドリップコーヒー用でお願いします」とお伝えすると、豆の挽き目(サイズ)をきちんと調整してくれます。おうちコーヒーにさらに興味が出てきたらコーヒーミルを購入して自宅で挽いて見るのもおすすめです。味も香りも全然違ったワンランク上のコーヒーを楽しむことができます。

 

もっとこだわりたい?コーヒーライフをさらに充実させるためのアイテム

コーヒーミル

自宅でコーヒーを淹れるためには、基本的にはまず上記の「ドリッパー・フィルター・コーヒー」の三点があれば大丈夫です。そこからさらにこだわりたい!色々と自分で工夫してみたい!と思ったら、以下のアイテムを追加してみるのもおすすめです。

 

①コーヒーケトル

ドリップ用のコーヒーケトルは注ぎ口が細くなっており、細く均一にお湯を注ぐことができます。ドリップをする際に全体に均一にお湯が行き渡るように注ぐことは、実はとても重要なポイントです。また最近は、電子ケトルタイプのコーヒーケトルもあり、温度を細かく設定してお湯を沸かすことができます。コーヒーを抽出する際のお湯の温度は90度前後が適温なので、それに合わせてお湯を沸かしそのまま注ぐことができるのでとても便利です。

 

②コーヒーミル

コーヒーの豆は、実は挽いた瞬間から酸素に触れて酸化が始まり、味と香りがどんどん落ちていってしまいます。特に豆を挽いた状態で数ヶ月放置すると、飲む分には問題がなくてもコーヒーの持つ油分が酸化してしまい油っぽいような独特な味がすることもあります。挽きたての豆で淹れるだけでコーヒーのクオリティーは格段に上がるので、コーヒーミルはぜひおすすめのアイテムです。

 

③スケール+タイマー

コーヒーとお湯の量のバランスは1:16〜20くらいが目安とされています。10gのコーヒーの場合、お湯は160g(ちょうどコーヒーカップ1杯ほど)になります。この割合を覚えておいてコーヒーに対するお湯の量を調整するだけでもバランスの良いコーヒーが仕上がります。

また最近ではコーヒーを淹れる際のおすすめのレシピなどがSNS上でたくさん公開されていますが、蒸らしの工程に何秒、何十秒ごとに何グラム注ぐなど、実はコーヒーのお湯を注ぐタイミングやお湯の量にもこだわれるポイントがあります。これは少し上級者向けになりますが、慣れてきたら時間とお湯の量を計って自分のオリジナルレシピを作って見るのも面白いかもしれません。

 

おうちコーヒーは手軽にも始められるにも関わらず、ハマり出したらどこまでもこだわることができる自由度の高さが魅力です。色々なコーヒー豆を買ってきて飲み比べをしてみたり、アウトドアで流行りのキャンプコーヒーに挑戦して見たり、色々な楽しみ方を工夫して見ましょう。コーヒー器具は、安価なものであれば数百円から数千円ほどで手に取れるものもあります。最近は機能面だけでなくデザイン面もこだわったアイテムがたくさんあるので、ぜひお気に入りを見つけてより充実したおうち時間を過ごしてください。