スターバックスといえば誰もが知るコーヒーショップですが、実はデカフェやノンカフェインのオプションが充実していて、ほとんどのコーヒードリンクをデカフェに変更できることはご存知でしたでしょうか。ティー系のドリンクにもノンカフェインのものがあるので、遅い時間帯やカフェインを控えている時も安心して訪れることができます。
そもそもデカフェとは?
デカフェとは英語でカフェインを除去したという意味を持つ「Decaffeinated(通称:Decaf )」から来た言葉です。その名前の通り、元々カフェインが含まれているものから特殊な製法でカフェインを除去した飲料や食品に使われます。元からカフェインを含まない「ノンカフェイン」とは異なり、100%カフェインが入っていない訳ではないのがポイントです。
コーヒー豆も元々はカフェインを含んでいますが、そこからカフェインを除去したデカフェのコーヒーの提供が最近は様々なカフェでメジャーになって来ました。
スタバのデカフェのカフェイン除去方法
スターバックスのデカフェは「二酸化炭素抽出法」という製法でカフェインを除去しています。二酸化炭素抽出法は主に二酸化炭素と水を使ってカフェインを抜く方法で、化学物質を使わずに行われるため非常に安全性が高い方法とされています。また、二酸化炭素自体はカフェイン除去後にたとえ残ったとしても気化して抜けていってしまうため、コーヒーのアロマやフレーバーを損なわずに元の美味しさを保ったままカフェインだけを除去することが可能です。
スターバックスではこの二酸化炭素抽出法を使い、99%以上カフェインを除去したオリジナルのデカフェを販売・提供しています。
デカフェにできるドリンク
スターバックスでは以前から提供していた「ディカフェ ドリップコーヒー」に加えて、2017年よりスターバックスラテやアメリカーノを含む全てのエスプレッソドリンクのデカフェでの提供が始まりました。そのため、一部商品をのぞいてコーヒー系のドリンクはほぼ全てデカフェに変更することが可能です。
紅茶に関しては、ホットではカモミールティーとハイビスカスティー、アイスの場合はパッションティーなど、ノンカフェインの茶葉の取り扱いがあります。ティーラテなどのティー系ドリンクはノンカフェインの茶葉で作ってもらうことが可能です。
デカフェにできないドリンクもあるので注意
スターバックスでは全てのエスプレッソドリンクとドリップコーヒーが現在デカフェ対応していますが、以下のアイテムはデカフェに変更できないので注意が必要です。
・コーヒー系フラペチーノ
「コーヒーフラペチーノ」と「ダークモカチップフラペチーノ」、この二点はエスプレッソではなく専用のコーヒーシロップを使用して作られているので、デカフェに変更することができません。
・コールドブリュー
こちらも、デカフェ対応のコールドブリューの提供はまだありません。アイスのブラックコーヒーをデカフェで飲みたい場合は、コールドブリューではなくデカフェのドリップコーヒーのアイスを注文するのがおすすめです。
・ノンカフェインではないティーとそれを使ったティー系ドリンク
スターバックスでは、ノンカフェインの紅茶(カモミールティーなど)の提供はありますが、現時点ではそれ以外の紅茶(アールグレイやチャイティーなど)や抹茶、ほうじ茶のデカフェ対応はしていません。ティー系のドリンクでカフェインが入っていないものを飲みたい場合は、ノンカフェインのものを注文するようにしましょう。
デカフェの頼み方と値段
現在、スターバックスでは「+55円(税込)」で全てのエスプレッソ系ドリンクのデカフェ変更を行うことができます。注文方法も簡単で、ドリンクを注文する際に「デカフェでお願いします。」と一言添えるだけで大丈夫です。定番のラテやアメリカーノはもちろん、人気のキャラメルマキアートなども全てデカフェに変更することが可能です。
ただし、カフェモカやホワイトモカ、ホットチョコレートなどのチョコレート系のドリンクは、コーヒーをデカフェに変更することはできますが、チョコレート自体にもカフェインが入っているので、本当にカフェインを避けている人は注意が必要です。
おすすめのデカフェ変更メニュー
・ドリップコーヒー
スタバのデカフェ、何から試してみようと思ったら、まずは定番のドリップコーヒーがおすすめです。オリジナルのハウスブレンドはしっかりとしたコクと深みが特徴です。ホットでもアイスでも提供しているので、季節を問わずに楽しむことができます。
・スターバックスラテ
ミルク入りがいい場合は、こちらも定番のスターバックスラテがおすすめです。デカフェに変更した場合は、カフェインが入っていないことから比較的優しい味わいになるので、ミルクと合わさってより滑らかな甘さが楽しめます。スタバのデカフェはどのようなミルクとも相性がいいので、ソイラテやアーモンドラテなどもおすすめです。
・カフェミスト
カフェミストはエスプレッソベースのラテと違い、ドリップコーヒーにミルクを加えたものになります。しっかりと苦味とコクがあるエスプレッソに比べて、比較的飲みやすくさらっとした味わいになります。デカフェの場合はよりマイルドな印象になるので、ミルクをコクのあるオーツミルクに変更したり、シロップで甘みをつけたりなど、カスタマイズでオリジナリティーを出してみるのもいいかもしれません。
元からカフェインフリーのドリンクも!
+55円払ってカスタマイズしなくても、スターバックスには元からカフェインの入っていないノンカフェインのドリンクのラインナップが充実しています。
・キャラメルスチーマー
ホットミルクをベースにホイップクリームとキャラメルシロップがトッピングされたキャラメルスチーマーは、胃が疲れていたり、ほっと一息つきたい時の強い味方です。アイスでの提供もあるので、甘いものが欲しい時はぜひ試してみてください。
・カモミールティーラテ
カモミールをベースにシトラスやラベンダーも入ったノンカフェインのカモミールティーをベースにしたティーラテです。カモミールの優しい香りとミルクの甘さが心地よく、リラックスできるドリンクです。はちみつを追加しても相性抜群でおすすめです。
・マンゴーパッションティーフラペチーノ
マンゴージュースとノンカフェインのパッションティーがベースのフラペチーノです。マンゴーの甘さとパッションフルーツの酸味がバランスよく、トロピカルな爽やかさのあるドリンクです。
・バニラクリームフラペチーノ
バニラシロップとミルクがベースのフラペチーノです。コーヒーが入っていないので、甘そうだなというイメージが強いですが、甘さはそこまでくどくなく比較的飲みやすいフラペチーノです。しっかりと甘いのが好きな方はシロップ増量のカスタマイズもおすすめです。
自宅でも楽しめるスタバのデカフェ
スターバックスでは、スタバのデカフェの味を自宅でも楽しめるよう、デカフェの豆の販売もしています。豆はもちろん、人気のオリガミやインスタントコーヒーでもデカフェのものがあるので、ギフトにもおすすめのアイテムです。
・ディカフェ ハウスブレンド
カカオやナッツの香ばしさとほろ苦さが特徴のハウスブレンドです。しっかりとしたコクの中にほのかな甘みもあり、ミルクとの相性も良いので、寝る前にもおすすめのデカフェコーヒーです。
・スターバックス オリガミ ディカフェ ハウスブレンド
スターバックスで人気のドリップパック「オリガミ」シリーズでもデカフェが発売されています。自宅や職場で手軽にスターバックスのデカフェを楽しむことができます。
・スターバックス ヴィア ディカフェ ハウスブレンド
こちらはデカフェのインスタントコーヒーになります。スティックタイプで持ち歩きも可能なので、ちょっとした旅行や、アウトドアシーンなどでもおすすめです。小分けになっているので差し入れにも。
デカフェオプションをうまく活用しよう
スターバックスにはデカフェやノンカフェインのオプションが充実していることがわかりました。元からカフェインを控えている方や、夜遅くなどにスターバックスに訪れる際は、いつものドリンクをデカフェに変更してみるのも良いかもしれません。デカフェのオプションや他のカスタマイズをうまく活用して、スターバックスを色々な角度から楽しんでみてください。